行け!行け!海を越えて。ーASIA TOUR Vol.1 MOMOIRO CROVER Z 台北参戦記ー

<はじめに>

遠征、しかも海外なんて夢だと思っていた。

現場はいつも週末の午後に日帰りで行ける首都圏近郊が限界…そんな弱いオタクがちょっと背伸びして台北でのアジアツアーに運良く参戦できたお話。

台北遠征から早1週間経過するけれど今でも思い出すと目頭が熱くなる。

ついったらんどで語るには文字数が足りないし、飲み会で語るにはまとまりがないだろうから自分でも整理したくてブログという、メンバーも離れつつある古典的な表現方法に今回あえて挑戦することにした。

いや、もちろんついったらんどや飲み会でも語りたいのだけれど!それはそれ、これはこれとして。

 

 

<申し込み>

遠征はなかなか行けないけれど、台北なら1日休みが取れれば行ける…!

そう思ったけれどチケット申し込みに出遅れて当初VIPチケットは確保できず。

それでも縁あってVIPチケットをお譲りいただいて、夫婦で参戦できることに、ありがたいお話です本当に。

休み希望を夫婦それぞれの職場に提出、無事に26日の1日休みを取得!

前日25日まで1月は25連勤術師、翌27日朝にエクストリーム出勤というミッションが生まれた瞬間。

 

 

<準備>

25日金曜夜に出国、26日の日中は折角なら市内観光して夜ライブ、しかし27日の朝には帰りたい。

こんな無茶が通ったのも日本からのアクセスが抜群にいい台北だったから。

25日22時と27日現地朝2時のフライトを予約、バニラエアだから安くて助かった。

なおLCCだと荷物の重量制限があったり空港内で飲食物確保が大変だったり、そもそも空港内の歩行距離がそれなりにあったりなので、準備や予定に余裕を持っていかないと痛い目を見てしまう。

荷造りがギリギリだったから重量制限クリアするのに本当に苦労した。

光る玉1個だけで数百グラムかかるから…。

 

 

<前日>

夕方に定時退社を高らかに宣言し自宅ピットインを挟んで空港へ疾走。

向かう電車の中で、前乗り組のももクロちゃん空港お出迎え・九份観光・夜市BLAST!の写真が続々とアップされて高まる鼓動、減るお腹。

インフルエンザが大流行していたこともあり、健康体でこの遠征を迎えられたことだけで感謝。

空港について荷物の計量をパスするために、着れるものつけられるものは全て着込んだり身に纏ったら、真冬なのに空港で滝のように汗をかいた。

手荷物も体重も微減した(?)ところで保安検査も通過。

天候や仕事のアクシデントに邪魔されずに予定の飛行機に搭乗もできて一安心。神に感謝。無宗教だけれど強いて挙げるなら桃神様。

あとは事前に1500円の課金で指定した広いシートで台北までゆっくり寝るだけ…のはずが、避難口の真横という関係でまさかのノーリクライニングシート。

寝たは寝たけど台北に着いたオタクの首はボロボロでもげる寸前であったとのこと、次回からは要確認(なお悲しいことにこの地獄は行きだけでなく帰りのフライトにも待ち受けていた)。

現地時間の午前1時過ぎに到着し、台北駅近くのホテルでなんだかんだ眠りにつけたのは午前4時近く。

寝る前に食べた全家(台湾のファミリーマート)の台湾風味なお弁当が美味しかった。

 

 

<市内観光>

疲労がやや残る身体を叩き起こして迎える台北の朝。

思ったより肌寒い。前乗り組に騙さr(略)。

ホテルをチェックアウトして、ももクロちゃんも摂取した50嵐(いがらし、と我々は呼んだ)を飲みながらライブ会場まで歩いてみた。

台北のいいところ①は中心部がコンパクト(山手線内側の半分程度?)だから歩いてもよし、MRTも充実しているしタクシーも日本より安いから交通で困ることが少ないところ。

12時頃に現地に到着、その頃に周囲にノフはちらほらいるものの今日のライブや物販の案内も何もないし、何より会場の外観が一見倉庫みたいな感じだったww

「(ここで合ってるのか…?)」と思いつつも、特にやることがないので一旦離脱して近場で腹ごしらえへ。事前に調べた会場近くの店(濟南鮮湯包)に入り小籠包や角煮を頼む。

・・・角煮?・・・角煮!

妻と付き合い始めて最初の旅行先が台北、その時に感動した店の角煮と偶然にも再会(入店した時はその店と気づかず)。

月日が経っても最高の角煮は入れた瞬間に口の中で液体へと融解し、我々の疲れた身体を絶頂へと昇華させてくれた。

私の中の台湾料理カーストトップに角煮が躍り出た瞬間。

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<ライブ前>

その後は日本からの友人も徐々に会場周辺に集まりだしたので我々も合流。

日本に雰囲気が近くて親しみのある台北だけれども、海外はやはり知らず知らずに精神的にも緊張して疲れてしまうことがある。

そんな時にいつも顔を合わせるオタク達がいて、気持ちが良い感じに緩んだし何だか嬉しくて本当にありがたかった。

オタク達と川上さんに会ったり、いがらし(我々は2杯目、常人はタピオカは1日1杯までを推奨します)に行ったり、物販に並んだり、オルスタだとその時に知って最低限の持ち物以外をホテルに置きに行ったり(情弱は怖い)、事前に御連絡いただいてた台湾人の現地ノフの方からVIPチケットを譲っていただくやり取りをしたり。

物販はタオルの生地の良さもそうだけど、Tシャツのデザインが嬉しかった。

前面がシンプルにももクロロゴは国立以来。

背面のメンバー名記載デザインは幕張の新しい青空へを思い出す。メンバー名の下にTDFの記載があるのも、この1年間の歩みや流れを感じて心に響くものがあった。

そしてチケットを譲っていただける台湾人の方とようやく御対面。

ツイッターの私の出していたVIPチケット探してますツイートにわざわざ御連絡いただいたことがきっかけで、ありがたく今回のやり取りに至った。

そのこともだけど台湾の人達は本当に優しい人が多い。

VIPチケットどころかその人の友人達からまさか異国でしゃちやクラウンポップのCDを配布されるとは思わなかったwwww

…とまあそれは笑い話だけれども、我々日本人の遠征組はルールの範囲内で参戦しつつもどことなく台湾の現場にお邪魔させてもらっている、という引け目と言う程でもないけどそんな気持ちを抱えながら、というところもあり。

例えば青春ツアーでも地元や縁の地の現場は参戦したいと思う気持ちは理解できるし。

同様に台湾のファンは今回は絶対に参加したいだろうし、現場やVIPの席を欲しい台湾人からもしかしたら日本人が奪っているのかな、「日本人遠慮しろ」という風に言われてもしょうがないと思いながら窺うような気持ちもあったり。

でも実際はそんな厳しいことを現地で言われることはなく(全体でのチケット渡り具合

結局どうだったかはさておき)、日本語の流暢な台湾の方がファン同士のコミュニケーションを橋渡ししてくれたり、開場前の整列方法を教えてくれたり。

日本人ウェルカムな雰囲気や優しさがあったから我々も気持ちよくライブに臨めたし、それが会場全体の盛り上がりや一体感の一助になったのではなかろうか。

日本人が余らせた一般チケットを集めて通りすがりの現地人や台湾ノフの友達を呼び集めることもできたようだし、これ以上ない高まりと優しい雰囲気で刻々と本番が近づいてくる。

正直そんな雰囲気だったから不安の残る開場前の整列でも、みんな大人しく和やかに待っていられたんだと思うw(もちろんエスタシオン長谷川さんの仕切りや働きも大きかった、本当に。)

入場すると我々はVIP120番台だったんだけど、何故か上手側の端っこ最前が空いていてそこにおさまった。赤私、紫妻、赤友人、整列中から何となく雑談してた紫日本人夫婦、紫台湾お姉さん。当然だけど紫率高いのお。終演後に紫民が息しているか確認しないといけないなあ、などと思いつつ独特の緊張感を纏いながら秒針が進んでいく。

 

 

<ライブ>

 

【overture→Z伝説 ファンファーレ→Zの誓い TDF】

ヒリヒリとひりつくような空気の高まりが一気に解放されるあの瞬間、overtureが鳴り響いて背筋に流れる電流。

今でも鮮明に思い出されるあの熱量の後に響く渋い声。立木さんの「ももいろクローバーZ」。

思わず導夢の始まりを思い出す、規模は違っても本気度や盛り上がりはあの時に引けを取らない。

ももいろクローバーZのアジアツアーが始まったんだ!

2番の夏菜子ちゃんの「会いに来てね 会いにいくよ」の歌詞の無敵さたるや。

主語と目的語を入れ替えればももクロちゃん視点・台湾ノフ視点・日本からの遠征ノフ視点、みんなに当てはまるんだよね。

リードオフマンとしては最高の働き、赤星がヒットで出ていつのまにか盗塁して2塁にいるみたいな。我々が盗まれたのは心だけど!(上手いこと言った顔)

次はZの誓い TDF ver.、はいはい来ましたよ、光る玉曲!イー!アール!を本場でコールできる日が来るなんて。

とか思って湧いてたらクローバーとダイヤモンド。正直もっと後の方に持ってくるかと思ってたからびっくりすると同時に脳裏によぎる「今日はやべえ」。

新宿のユニカビジョン前でオタク皆でみてから導夢、ロッキン、数々の大舞台を経て育ってきた曲。ももクロちゃんに「ありがとう!」を伝えられる曲。C&Kさん、本当に本当に素敵な曲を「ありがとう!」。台湾にも大きな「ありがとう!」が鳴り響いたよ!

 

【MC1→CONTRADICTION→DNA狂詩曲→MOON PRIDE

「ようやく…」MCをむかえて思わず口からそんな言葉がこぼれたかもしれない。

ここまでの3曲でオタクの心はももクロちゃんのキラキラ感にKO寸前で肩と膝は歓喜の悲鳴をあげ始めていた。しかしこの後も右へ左へ広角に幸せの乱れうちが待っているなんてその時はまだ知る由もない。

台湾ノフのももクロちゃんの自己紹介の揃い方、ももクロちゃん台湾語での挨拶どちらにも圧倒されながらMCが終わる。

CONTRADICTION、その曲名が告げられて全神経が震え立つ。

飛び出せシンデレラ口上を打てる幸せを噛み締めて、身体中のATPを呼吸器に集めて全力のかなこ7連。体力の出し惜しみなんかできない、オタクもギアを早くもセカンドに上げる。

からのDNA狂詩曲。

人生は死ぬまでのY字路。数々のY字路を経て、今日この台湾公演の現場にいられる奇跡に60兆の細胞が土下座している。

マクロな視点になれば、今や貫禄あるベテラン曲の風格が漂うもトップバッターを張れる実力もある2曲。

MCで落ち着かせたフロアを休ませず狙い通りに再び熱を帯びる会場。その妙技は荒木-井端の6-4-3ゲッツーのような、当たり前のように甘受してしまいがちだけど確かな技術に裏打ちされた一級品の芸術のようだ。

そしてあーりんお墨付きの「盛り上がり」曲、MOON PRIDE

もはや最高過ぎて例えの表現すら思い浮かばない。どんな表現もMOON PRIDEの最高さには足りないから。MOON PRIDEMOON PRIDEだった。

 

【MC2→走れ! ZZver.→笑顔百景→猛烈→ツヨクツヨク】

我々の胃の中のタピオカもだいぶ消費されてきたのを見計らったかのように食べ物MC。おすすめ台湾飯の時に思わず日中感動した「角煮!」と叫ぶ。

「角煮?(はい?)」と、まさかの4人一斉レス、私の方を向くメンバー。わしのガヤなんか拾ってもらえるわけないと思ってたから焦って何も繋がらず終了。

いや、でも美味いから食べて欲しいな…角煮…。

タピオカ10分で2杯、チーパイという笑いを経て暗くなる場内。

サイリウムをtogetherという夏菜子ちゃんの迷言でみんな分かっていた。走れ!が来ることは。

びっくりしたのはペンライトあげるタイミング、コールがみんな完璧なところ。

もう「台湾なのにすごい」と思うのはやめよう。ここにいるのは人種や国籍も関係なくみんな熱量の高い、ももクロちゃんが大好きで堪らない人達なんだ。止まらない笑顔、踊る心。

ももクロちゃんもそれに応えるかのように、縦振り入りモード。

暗転中でも表情が見えたけれど、みえないところでも本当にニコニコ笑って歌って踊っているももクロちゃん。みんなの心が動き出して世界が変わっていく瞬間に立ち会っているのかもしれない。

笑顔の連鎖が起こって、笑顔百景。今回の反省点の一つは扇子を忘れたこと。

というかやるなら物販で売りなさいよwwww

ももクロちゃんの使っている扇子と同じデザインの扇子が欲しいのだが、、。

いつもの現場より近くで全体を見れたから、夏菜子ちゃんだけがウヒョウヒョしてるだけでなく他のみんなもあんなにアヒャアヒャしてたんだね。

そして台湾アニメノフよかったね、猛烈!アニメノフだけじゃなくて光る玉ノフもこの曲は嬉しいんじゃ!しおりんが最後振り間違えたの面白かったw

そしてツヨクツヨク。もうねいつもそうなんだけどツヨクツヨクの時に首に掛けてあるタオルは汗を吸ってて普通に振り回すとヌンチャクみたいに凶器になっちゃうんじゃないかってのは私だけでしょうか(結果タオルは小さく丸めて掴んで周囲に迷惑かからないように回す)。

でもタオルを回す振りは簡単だから、余った一般チケットとかで入った台湾現地人の方も盛り上がってくれてたらいいなあ。

あとこの曲中でももたかぎが上手側で歌っていない時にしばしイチャイチャしてて本当に眼福でした。れにちゃんが夏菜子ちゃんの頭の高さや足の高さでタオル回してて、それを夏菜子ちゃんが屈んだり飛んで避けてるのが最高に良かったです。

 

【MC3→灰とダイヤモンド→怪盗少女】

これだけ盛り上がったところで告げられるラストスパート。

えー!という残念がる声。楽しい時間は有限、ここからの1秒1秒も集中して味わいたい。

そんな場の空気に合わせるかのような灰とダイヤモンド

太宰府の芸能の神様に奉納して、変わった歌割にも真摯に向き合って。

思い返せば去年はももクロちゃんにもオタクにも「すごい風や砂」が吹き付けた年だった。

でもTeam Diamond Fourとなって、4人が生命を燃やして生まれる閃光に僕等は導かれている。

一緒にいまを生きていく、という最後の歌詞がズンと心に響く。響く。

と感慨に浸ったところで、全てをリセットする「Yes! Yes! We are the Momoiro Clover!」。

今日は本当に休ませてもらえない(笑)。さっきまで黙ってしんみりしていた会場はなんだったんだ、推しジャン・コールの音圧が凄い!

口上のところなんか大天使口上にシンデレラ口上が混ざって最後はももクロMIXも被って、まあいつも通りなんだけど熱量や声量が凄くて本当にいつも以上にカオス。

でもメンバーもきっと観客のみんなも瞳をキラキラ輝かせて、僕らはそんな光景の美しさ・尊さに魅入られて身を投じていく。

笑顔と歌声の濁流に身を任せて、今宵も歴史に残る飛翔がみられた。

 

【encore→笑一笑→あの空へ向かって】

怪盗少女達にハートを奪われた民衆は、もっと奪ってくれ!と言わんばかりにアンコールを叫ぶ。

するといつもよりかなーり巻いて出てきてくれるメンバー。

出てくんのはええ!ありがてえ!

そして流れるあの優しいイントロ、笑一笑。

真っ赤な林檎が転がるところは赤い光る玉がまたうっかり大活躍してしまう名曲。

それはさておき、笑顔の絆で今宵Legacy Taipeiに集まれたこと、優しくて和やかで熱い雰囲気の中アンコールまでこれたこと。

「こころでこころがまるくなる」

「優しいひとに包まれ しあわせでねって願うよ だから 隣へ また隣へ 優しさの連鎖 贈りたいね」

という歌詞はこの日この場所この現場のためにあったのかもしれない。

クレヨンしんちゃんの映画で最後みんながジェンカ踊っているシーンを思い出すような優しさが溢れていた。

「今日からの日々もずっとそんな風であるように いつも 笑一笑」

台湾からもらった優しい気持ち、笑顔。日本に帰っても忘れない。

そして最後のあの空。ベタといえばベタな采配だけど、有能すぎませんかね。

日本シリーズ第7戦最終回にマー君が出てくるくらいベタなんだけど泣ける演出。

みんなが絶対に叫びたい「世界のももクロNo.1」、この台北を皮切りにこれからどんどんとアジアや世界で鳴り響いてどんどん大きくなるんだろう。

今日はその第一歩、大きな第一歩。

そんな充実感と達成感を纏ってライブが終了した。

 

 

<ファンミーティング>

一旦退場して、VIPメンバーだけもう一度整番順に並び直して入り直し。

地べたに座るスタイルだったから、沸きすぎて膝が笑ってた身体にはありがたい。

もう真ん中の方は人が多かったし、今回もなんとなくライブの時と同じ辺りに陣取ろうということで上手側端っこに。

この場所取りが思わぬ形で幸せや感慨を運んでくれた。

 

ファンミーティング自体は3部構成で日本人ノフ以外からのメンバーへの質問タイム、オタク綱引き、スーパーボールキャッチ。

メンバーへの質問タイム。

赤推しの台湾ノフが私の目の前の人で、ちょうどその人とメンバーを線で結んだ延長に私が位置するような感じに。質問ノフ目線でももクロちゃんを見ることができたのだけれど、体を乗り出して一生懸命な表情で一字一句集中して会話してて場が途切れないように絶えず誰かが話を繋いでいく技術に心底感嘆した。そして夏菜子ちゃんが「顔の穴」を見せに来た時は私も魂が抜けるかと思ったよ…。

あーりんとしおりん推しの人はただただ面白かった。あーりん推してる理由が「一番可愛いから」はいかにもあーりん推しらしいし、しおりん推しの人の「デブはどうですか?」という質問しながら絶えず前後にステップ踏んでる姿には笑い死ぬところだったw

最後感慨深かったのが、れにちゃん推しの時。

川上さんのイタズラ心で一瞬れにちゃん推しの質問タイムがすっ飛ばされそうになったけど何とか確保して質問者募集。

この頃には台湾ノフさん達も慣れてきて(最初は遠慮がちであんまり手が上がってなかった)何人か手が上がってるんだけど、その中に私がライブ前後でお話ししてライブ中も近くにいたお姉さんがいた。

MC中も食べ物の話題の時にれにちゃんからレスもらってたり、ももクロちゃんの絵を描いたボードを持っていたり、何より話していて本当に気持ちのいいお姉さんだったからライブ中から周囲にいた我々なんか応援してあげたくなっちゃって。

(他の方には悪いけど)少なくともお姉さんの周りはそんな雰囲気でみんなお姉さんを指やペンラで差してももクロちゃんにアピールしてた。

れにちゃんもそれは気づいてて、でも決めきれなくて何故かかなこちゃんに選択を託すw

かなこちゃんも迷っていたけど最後にお姉さんになんとか決める。決まる。

そしたらお姉さんは前に呼ばれるんだけどれにちゃんがハグしてね。

ここが本当にれにちゃんの凄いところというか凄い。お姉さん良かったね…。

 

れにちゃんはその後サンタさんの「いいところ」で場内一周という離れ業を成し遂げるんだけど、端にいたから真横10cmを通って行った…。

長谷川さんは寿命が縮んだかもしれないけれど、れにちゃんがオタクのすぐ真横を場内一周できたのは台湾ノフに優しい人が多いこと・日本からの遠征ノフも無茶しない人ばかりというのは、れにちゃんやメンバーは分かってたんじゃないかなあと。

 

ファンミーティングの時もそれまで感じていた思いは確信に変わりつつあったんだけど、台湾の人々は本当に優しいし、控えめな方が多い。

夏菜子ちゃんと話してた青年は誕生日だったらしいけど、誕生日ということで友人が写真特典の当たったチケットに交換してくれたみたいだし、その青年自体も夏菜子ちゃんとお話しした後は遠慮して勧めてもじゃんけん参加しようとしてなかったし、れにちゃん推しのお姉さんも前に出ている時油断するとメンバーと距離を取ろうとすぐに後ろに身を引こうとして、川上さんがそれを直して、みたいなやり取りが数回。

 

質問タイムだけで大分時間が経って、第2部にうつる時点で既に21:40頃だった記憶。

時間も押してるのに、綱引きの人数やスーパーボールキャッチの挑戦人数やルールが全然定まってないwww

このイベントの手作り感がアットホームで良かった。

 

綱引きは日本人ノフが裸足になってガチで良かったw

その後のスーパーボールキャッチ、プレッシャーのかかる中で選ばれたオタク達が全員成功してくれたからお見送りがなくならなかった、本当にありがとうございました。

 

 

<お見送り>

待っている時に観察している体感の10倍くらいの速さで剥がされて終わっった…。

正直メンバーを前にして言いたいことはいっぱいある/あったんだけど、全然言えずに光る玉を振りながら「ありがとー!」としか言えなかった。

僕も妻もそんな感じ。

でも夏菜子ちゃんは僕をみて「あ!」って顔してたし、れにちゃんは妻が最後はけていくまで顔を向けて笑顔で頷いてたと。

接触/レス自慢みたいになってしまったけれど、メンバーは多分僕らが想像しているよりもはるかにオタクのことを見ていて顔とか覚えてる。

大箱でよく「後ろの方までみえてるよー!」って言ってくれて「またまた笑、でもありがとうね」って思ってる人いるだろうけど、メンバーが嘘をつくメリットもないし本当に見えているんだろうと思った。

 

 

<その他自慢>

ついでに自慢するとライブ中にも夏菜子ちゃんが私と赤友人の2人をみて踊りながらにやっと歯を見せて笑ってたw

れにちゃんは言わずもがな、あーりんも、そしてしおりんもレスの振り撒きがすごかった。

 

 

<帰宅>

ファンミも終わったらもう22時20分くらいでそのまま空港に向かわないといけないくらいの時間に。

感想戦BLAST!に加われなかったのは残念だけど、空港組の4人だけのBLAST!も何だか良かった。でも台湾の話はもっとしたいから日本でまたオタクとそのうち会えるといいな。

首が死ぬ座席で無事に日本に帰国し翌朝は8時30分に自宅ピットインして8時50分に職場へログインできました。

もはやログインしただけで使い物にならなかったから、月曜日じゃなくて本当に良かった。月曜日じゃなくて本当に良かった。

 

 

<一オタクの総括>

アジアツアーのスタートが台北でよかった!

現地ノフに勿論盛り上がってもらいたいけれど、(この言い方は気分を害する方もいらっしゃるかもしれませんが)現地勢だけで会場が埋まるのかどうか正直言って運営側からしたら未知数。

そういう意味ではある程度日本からの遠征勢が入ってくることを運営側も予想/期待していたところもあるのかな、とも。

台北は日本から近いし食も近かったり治安も良いからももクロちゃんにとってもオタクにとってもアジアツアーの始まりのステップとして適切だったと思う。

台北→上海と今回は1週末2箇所公演だったけれど、台北を挟んで海外モードに慣れさせつつ、台北よりもハードルの上がる地域(上海)も連続で入れて勢いを上手く弾ませることができた。

ももクロちゃんや両方行ったオタクは大変だったろうけど、今回ついた自信は今後vol.2, vol.3にきっと活きてくるはず。

 

そして個人のレベルに話をまた落とし込むとももクロちゃん、いつものオタク、そして台湾の方々に出会えて、交流ができて本当に良かった。

DYWDの世界観を借りるなら僕らは前世で深い関わりのあった者同士かもしれないし、ふとした選択が違ったら出会うことはなかったかもしれない。

この世はミルクレープのように薄い層が重なっているとしたら、みんなと同じ層にいれるのが本当に嬉しい。

 

 

<今後の希望など>

今回私は運良くステージに近かったから生で見えたけど、後方の人達はももクロちゃん見えたのかな?

オルスタだから、モニターにもしリアルタイムのカメラ映像が流せるといいのだけれど。

upliveやbilibiliなどの今回の試み、今後もできる限り続けてくれたら本当に嬉しいな。

自分も行けない時にはみたいし、みんなにもみてもらいたいから。

曲はどうしてもできない曲の方が多いけど、吼えろ、vol.2以降いつかやってくれないかな…。

「行け 行け 海を越えて」はももクロちゃん・現地ノフ・遠征ノフに、「あの日の仲間たちが それぞれの拳を 掲げてる」は日本のノフやこれまでツアーで回ってきた地域のノフに、それぞれ投影してしまうから…。

曲ばっかりはプロ野球歴代ベストナインを決めるような議論と同レベルだから難しいけれども(BLAST!もやってほしいけどなあ)。

 

今後、移動距離・移動手段の関係で1週末1箇所公演の時もありそう。

いつどこでやるのか分からないけれど、その時もまた世界にたくさんの笑顔と歌声が届きますように。

 

フレー!フレー!どこにいても、ももいろクローバーZ